会議日:令和2年6月25日【国際文化観光・スポーツ常任委員会】
かながわ新型コロナウイルス感染症医療・福祉応援基金
かながわ新型コロナウイルス感染症医療・福祉応援基金は、新型コロナウイルス感染症対策の最前線に立つ医療従事者や福祉の現場に従事する方への応援のために設置されました。
医療従事者の皆様は、感染症対策の激務に加え、自らへの感染リスクだけではなく、家族への感染の懸念によりホテルを確保するなど、経済的・心理的に相当な負担を抱えながら仕事を続けてくださっています。
また、福祉・介護の現場におきましても、入所者が感染したときに重篤化しやすい、クラスター化しやすいことを懸念して徹底した対策を講じるなど、いのちを守る現場の最前線として医療現場と同様相当な負担を抱えながら従事されています。
そこで、県としても多くの県民の皆様とともに支援していくため、基金の活用事業について提案があったものです。

基金への積立額20億円は、皆様からの寄附金のほか、知事や管理職の給与、議会議員の期末手当の減額分を積み立てるもので、寄附金については、口座振込やふるさと納税を活用することもできます。

http://www.pref.kanagawa.jp/docs/r5k/covid-19_donation.html
今回は「医療や福祉等の現場で働く方に対する『みんなの感謝お届け事業』」のうち、所管事項である「感染症患者に対応した医療・福祉従事者に贈呈する旅行補助券」について質疑しました。
旅行補助券の贈呈の予算額は7,040万円で、神奈川モデルにご協力いただいた医療機関70病院2,500人、介護福祉施設50施設、700人を対象としています。
今後のスケジュールは、補正予算が議決された後、1~2か月で業者を選定し、9月~10月頃贈呈できるように準備を進めるとのことです。
医療や福祉の現場で働く方に感謝や応援の気持ちを表す手段として、旅行券を贈呈することにした理由を質疑すると、旅行することによって心と身体を癒してもらいたい気持ちを込めたとのことでした。
また、寄附してくださった方の思いを届けるために、メッセージカードを入れたり、ギフトパックを工夫するほか、観光地の紹介も添えるとの答弁でした。

私自身以前の職場が旅行業でした。ぜひ息抜きをしてほしいと思います。
感謝の気持ちが伝わるように、心身共に休めるような配慮を求めました。
神奈川県議会議員:佐藤けいすけ