会議日:令和2年10月14日(水)から11月2日(月)
4 あゆ種苗生産業務委託について

※かながわブランドに認定されている相模のあゆ(かながわブランド振興協議会HPより)
河川放流用などのあゆの稚魚の生産を行うため、県は一般財団法人の神奈川県内水面漁業振興会に対して、約4,500万円の委託料を支出しています。
この業務委託により10月頃卵からふ化させた稚魚を飼育し、翌年の5月にかけて川に放流できるサイズである3グラム以上に成長させます。
この間一部間引いた稚魚を、令和元年11月に運用が始まったあゆ中間育成施設へ供給することで、最終的には25倍まで生産量を増やすことができます。
この連携によって、放流用稚魚の県内自給率が、整備前の24%から54%まで向上することが見込まれています。

※遡上するあゆ(県HPより)
更なる自給率向上を目指すための課題については、
①あゆの卵の提供時期を今より早め、放流までの飼育期間を長くすることで、中間育成施設への供給量の増加につなげること
②種苗生産施設が建造から25年経過しているため、計画的な改修工事を行い、生産規模の維持拡大を図ること
とのことです。
本県はあゆの漁獲量が全国で2番目と非常に多く、重要な魚種と考えます。
県内産アユの自給率向上に向けて、今後もしっかりと課題解決を図りながら内水面漁業の振興に取り組むことを求めました。
神奈川県議会議員:佐藤けいすけ