会議日:令和2年10月14日(水)から11月2日(月)
8 交通安全施設の適切な維持管理について

※要望を多くいただく県道を確認
道路標示の補修に係る予算と、その予算額で対応できる道路標示の規模については、
平成30年度 約3億7,000万円 約310㎞相当(線幅15cm、以下同様)
令和元年度 約5億4,000万円 約401㎞相当(オリパラ対策として別途約7,000万円 約56㎞相当分予算措置)
令和2年度 約6億円 約447㎞相当
となっており、年々増額しています。
道路標示の補修のプロセスについては、まず摩耗状況を把握し、補修する必要がある場合には、警察署から警察本部へ上申を行います。
上申を受けた警察本部にて審査を行い、補修工事の設計や入札手続きを経て、落札業者により補修工事が施行されます。

※歩行者用信号機の設置が望まれる中津太田の交差点
次に、信号機の更新、廃止について質疑しました。
信号機を含めた交通安全施設は、道路交通環境の変化等により、現場の交通実態に適合しなくなることがあることから、見直しを行う必要があります。
例えば、車両や歩行者の交通量が減少し、信号機の必要性が低下した場合等には、地元住民等の要望も踏まえながら廃止の検討を行います。
そもそも信号機を維持管理するためには、標準的な十字路交差点の場合、約800万円かかります。そのため、必要性を見極め廃止の検討を行います。
県としては今後とも必要な予算の確保や効率的な予算執行に努め、交通安全施設を適切に維持管理を図るとのことです。

道路管理者である自治体の方からは「横断歩道や白線など、かすれている所を自分たちで補修したい」との声をいただくことがあります。
道路補修を実施するためには、現状、そのような要望を警察本部で一括で審査する過程を経る必要があり、どうしても時間を要してしまいます。
もし自治体が補修することができれば、迅速に対応することができ、安全面・コスト面からも有用であると考えます。
財政の先行きが読めない中、交通安全施設の維持管理に関するコスト管理は不断の検討を進めるとともに、道路標示の補修については、道路管理者から要望をいただくことも多いため、引き続き取り組んでいくことを求めました。
なお、県内の信号機新設箇所は、神奈川県警察のHPで確認することができます。
交通安全施設の補修や新設には、多くの声をお寄せいただくことが重要です。
神奈川県警察が設置している道路標識・交通信号機意見箱を利用していただくほか、
ぜひ事務所まで情報をお寄せください。
佐藤けいすけ事務所
〒243-0301 神奈川県愛甲郡愛川町角田2387
TEL:046-281-0919 FAX:046-281-1578
Email:keisuke.sato.office@gmail.com
当日の質疑の様子は、県HPからご覧いただけます。
神奈川県議会議員:佐藤けいすけ