令和2年

④ 宮ヶ瀬湖周辺地域の振興について【令和2年第3回定例会】

会議日:令和2年12月4日

2 地域資源を活かす取組について

(1)宮ヶ瀬湖周辺地域の振興について

10月の本会議で、宮ヶ瀬ダム周辺振興財団が令和3年度からの宮ケ瀬湖周辺地域の指定管理者として指定されました。
今回の指定に当たり、所管常任委員会の中で、外部評価委員会での選定過程や評価点などに関して様々な点を確認し、
・宮ケ瀬湖周辺施設の来訪者の目標設定が低い
・状況を変えていくためには抜本的な取組が必要
であることを指摘したところです。

また、地元のみなさんからは、
・湖面の利用を柔軟にしてほしい
・自転車を使って、湖畔園地、鳥居原園地、ダムサイト・あいかわ公園という3拠点の周遊性を高めてほしい

などの具体的な要望も頂いています。

指定管理者である宮ヶ瀬ダム周辺振興財団にも頑張っていただいており、大小合わせて年間で500から600のイベントが開催され、地域を盛り上げていただいています。

しかし、資金面や、限られたスタッフのマンパワーといった面から、財団が独自で企画を行う取組みには限界があります。目標の設定と実際のご努力が上手く結びついていないと感じています。

宮ヶ瀬湖周辺地域を活性化するために、民間団体主催のイベントをもっと誘致していくことも有効な手段と考えます。

現在は、コロナ禍でイベント等を積極的に誘致できない状況ではありますが、コロナの終息後を見据え、今はそのための準備期間と捉えることもできます。

民間の活力を利用し、もっと積極的に民間団体主催のイベントを誘致することで、指定管理者である宮ヶ瀬ダム周辺振興財団の負担を増やすことなく、集客の実績を上げていくことが可能であると考えます

そこで、知事に見解を伺いました。

知事答弁

宮ヶ瀬湖周辺地域では、指定管理者である宮ヶ瀬ダム周辺振興財団が、数千人を集める「みやがせフェスタ」や、民間団体との共催による「24時間リレーマラソン」などのイベントを開催し、地域振興に取り組んでいます。

また、民間企業等の主催では、アウトドアや自転車に関連するイベントなどが、年間で数十件開催され、企業が持つノウハウや特徴を活かした、魅力的なコンテンツが来訪者を楽しませています。

県は、今後も、より多くのイベントを宮ヶ瀬に呼び込むため、企業が企画の際に必要とする、来訪者の特徴・ニーズや、宮ヶ瀬におけるイベントの開催例等を取りまとめ、ホームページなどで紹介していくとのことです。

また、宮ヶ瀬でのイベントの開催には、水源地域として、特に水質など自然環境に与える影響の軽減を図ることや、河川関連の許可等の手続き、地元関係者との丁寧な調整などが求められることから、財団があらかじめ企画内容の相談を受け、各種手続きや調整が円滑に進むようアドバイスを行うなど、開催をサポートします。

加えて、令和3年度からの次期指定管理では、財団自らも、民間企業等と連携した魅力的なイベントを実施するなど、より積極的に、集客促進に取り組むとのことです。

公益財団法人宮ヶ瀬ダム周辺振興財団公式ホームページはこちら

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