日本代表選手の大活躍によって
東京2020大会は、県ゆかりの選手をはじめ、日本代表選手の大活躍によって、多くの感動をもらいました。
一方で、史上初の一年延期やバブル方式での開催に加え、聖火リレーは公道から会場での縮小開催となり、ライブサイトも中止となりました。
また、大会直前になり、ほとんどの会場において無観客との決断がなされ、世界のトップアスリートたちを目の当たりにする機会がなくなってしまい、家庭で観戦を呼びかけることになりました。
このような異例尽くしの東京2020大会でしたが、感染症の長期化や社会が混乱する中、先例のない形で、会場所在自治体としてあらゆる可能性を探りながら、2020大会の成功に向けて取り組んできた事実は今後に繋げてもらいたいと考えます。
そこで、大会の成功に向けて、大会の直前や大会期間中の盛り上げなど、本県としてどのような取組を行ってきたのか、また、そうした取組を今後どのように生かしていこうとしているのか、所見を伺いました。
知事答弁
※県HPより
東京2020大会では、県内開催のオリンピック4競技を、多くの県民がスポーツを身近に感じることができる絶好の機会にしたい、また、パラリンピックは県内競技はありませんでしたが、「かながわパラスポーツ推進宣言」のもと、共生社会の実現を目指した県民総ぐるみの動きにつなげていきたい、と考えていました。
しかしながら、新型コロナウイルスの感染拡大により、人を集めたイベント実施を断念し、機運醸成の手法を大幅に見直さざるを得なくなりました。
そこで県では、
▶県ゆかりの選手の壮行会や、パラリンピック聖火の集火・出立式は無観客のネット配信とし、ライブだけでなくアーカイブ映像を残すことで、会場に足を運ぶことなく好きな時間に楽しめる内容とした
▶選手の紹介や競技日程をわかりやすく記載した観戦ガイドを作成し、駅など手に取りやすいところに配架することで、自宅から熱いエールを送っていただくこととした
▶テレビ中継の機会が少ないセーリング競技を映像に合わせた解説をツイッターで発信するとともに、その日のレースの見どころなどを紹介する「かながわセーリングちゃんねる」を毎日配信して、レースをわかりやすく楽しめるようにした
▶県ゆかりの選手の活躍を多くの方に観ていただくため、応援ホームページを立ち上げるとともに、ツイッターも活用して、選手紹介や、競技結果等を日々発信して、大会に対する関心を高めた
SNSやネット配信の利用は、コロナ感染対策だけでなく、場所や時間に縛られずスポーツを楽しむツールとしても期待できることから、今後も様々な機会に活用していくとの答弁を得ました。