令和4年

③ 商店街の活性化【令和4年第1回定例会】

会議日:令和4年2月24日

(3)商店街の活性化

商店街の多くは、大型店舗の進出や、インターネット普及に伴うオンラインショッピングの利用拡大など、様々な要因により活気がなくなり非常に厳しい環境にあります。

いまだ収束が見えない新型コロナウイルス感染症により、来街者の減少や各個店の売上減少など、多くの商店街は深刻な状況が続き、商連かながわの調査からも、商店街の景況感は厳しいものがあります。

※「現状の景況感」神奈川県商店街実態調査(アンケート)結果より

こうした中、県内商店街からは、冷え込んだ地域の商店街の再活性化を図っていきたいという声も聞かれるところです。

地元でも、地元のかつての名産品わさびなどを掘り起して商品化していこうと取り組んでいられる方がいらっしゃいます。

コロナ禍で遠方に行けない中、コロナ禍後を見据えて、地元ならではの、そこでしか味わえないものを作り出していくことも地域住民に地域の商店街を見直してもらうために非常に有効なのではないでしょうか。

※産業労働局提供

こうした新しい取組みをはじめ、商店街がその魅力を高め、来街者の増加を図る取組みは、地域経済の持続的な発展にもつながるものであることから、県として様々な側面から支援することが必要だと考えます。

そこで県内商店街の活性化に向け、県として、商店街をしっかり支えていく必要があると考え、今後どのように取り組んでいくのか知事に見解を伺いました。

知事答弁

商店街は日々の買い物の場であるとともに、地域コミュニティの核として重要な役割を果たしています。

しかし、多くの商店街ではコロナ禍において人手や売り上げが減少し、廃業する店舗も出るなど非常に厳しい状況にあります。

そのため、商店街の魅力を探し、賑わいを回復させ、落ち込んだ需要を喚起していくことが重要です。

令和4年度当初予算案の概要

そこで、これまでの取組みに加え、活動が停滞している小規模な商店街が再び活気を取り戻すための集客イベントなどを継続的に実施できるように専門家がその計画作成から実施まで手厚く支援していく事業を春に実施するほか、商店街がその認知度を高めるため自ら発掘した魅力ある商品、新たに開発した商品など地元の名産品として広くPRする取り組みを支援する事業を新たに実施したいと考えています。

このようにさまざまな支援策を総合的に行い、商店街のマグネット力を高め、活性化を図ることでまちの賑わいを取り戻し、地域経済の持続的な発展に繋げていくとの答弁でした。

地元では地域の活性化に関する会議をされたり、新しく資源を探ろうとそういうご相談も頂いています。
今年の新事業として、より多くの商店街などで取り組まれるように周知にしっかりと取り組むことを求めました。

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