会議日:令和7年3月5日【建設・企業常任委員会】
土木事務所等のホームページについて

私の地元を所管する厚木土木事務所には、日ごろから、道路や河川の整備や管理、災害対応など、地域に根ざしてきめ細やかに取り組んでいただいており、大変感謝しています。
同事務所のホームページを見ると、ここ2年くらいで、非常に見やすく、情報量も充実したと感じています。そのおかげで、私も地元から県事業について聞かれた際に、すぐに説明ができ、大変助かっています。
そこで、土木事務所のホームページに関連して、何点か伺います。
厚木土木事務所のホームページを見やすくされたきっかけなどがもしわかれば教えていただきたい。

厚木土木事務所の職員が、自分の事務所のホームページを見て、レイアウトはもっと工夫できるのではないか、また、道路や河川、事業の進捗状況など、よく問い合わせを受ける、まさに県民の方が知りたい情報は、もっと強く発信した方が良いのではないかということに気づいたことです。その後、事務所ではホームページ改善の必要性を共有し、令和4年度から若手職員が中心となって、県民の方により見やすくわかりやすいホームページの改善に取り組み、現在のスタイルになっています。

私個人の感想ですが、画像が非常に適切に見やすく、道路や橋、図、土木所管内の地図などもあり、さらに見ていくと、画像をタッチして入っていく部分や、ドローンの空撮とか、全体像が見えるとか、非常に見やすいと思っています。
ホームページの改善にあたって、具体的にはどのような工夫をしているのか伺います。




まず、県民ニーズが高い事務所の新着情報、大雨時などの通行規制情報、許認可や工事の入札などの窓口業務の情報をトップページのわかりやすい位置に配置し、アクセスしやすいようにするとともに、新着情報についてはこまめに更新しています。
また、事務所がどこでどのような事業を行っているのか広く知っていただくため、例年紙ベースで発行している事務所の所管施設や予算、事業の実施状況などを取りまとめた事業概要、また管内図、事業箇所の一部なども掲載して情報の拡充を図っています。
さらに、先ほど委員からもお話がありましたが、道路や河川などの事業を紹介するページでは写真を多く用いるとともに、事業の進捗状況に合わせてこまめに更新しわかりやすい情報発信に努めています。

特に事業概要図などは本当に網羅されていて、非常にわかりやすいですし、多くの方に見ていただけたらいいなと私も思うところもあります。若手グループの意見が反映されているということですが、日々県民の方に対応されることも多い中、一度対応すると時間を要するようなところもあるのかなと思います。せっかくホームページもありますので、土木事務所が進めている事業など進捗も含めて載せていくことで、問い合わせなども減り時間を効率的に使えるのではないかと思ったところです。
ほかの土木事務所のホームページも見ると、厚木土木事務所と全く同じレイアウトではないですが、同じように事業概要など発信されています。土木事務所等がホームページを作成するにあたって何かルールのようなものがあるのかを伺います。

各事務所では、ほかの事務所のホームページも参考にしながら、自分の事務所のホームページを使いやすく、わかりやすくなるよう、それぞれ更新や見直しに取り組んできたところです。
こうした中、今年度、事務所の所長が集まる会議などで、ホームページの更新見直しのルールづくりを進めてきました。その結果、各事務所にはそれぞれ地域性や特徴があり、問い合わせの多い内容や発信したい情報などもさまざまであることを踏まえ、レイアウトについては、細かいルールの統一は行わないものの、コンテンツについては、
・「事務所の概要」、「窓口業務」、「管内図」、「事務所へのアクセス情報」は必ず掲載する
・写真や動画を積極的に用いて見栄えを意識する
・スマートフォンからの閲覧のしやすさを意識する
こうした考え方を基本に、各事務所は県民等利用者目線に立ったホームページの見直しに取り組んでいくこととしています。
現在、13すべての事務所で更新等の作業が終わっていますが、令和7年度は、各事務所で、改善した良い事例を情報共有し、各事務所のホームページの更新の際に役立てていくということにしております。

個々の土木事務所のそれぞれの工夫とか、載せるべきことなどがあると思います。共有して引き続き取り組んでいただきたいと思います。他県の土木事務所のホームページも見ましたが、神奈川はかなりわかりやすいと思いました。ぜひ皆さんも見てください。
ただ、他県は事業ページにそのままご意見を書き込めるようになっている例もあったので、県民目線ですとか意見を反映できるようなホームページになるよう引き続き取り組んでいただきたいと思います。