会議日:令和8年6月30日【環境農政常任委員会】
県内の農業・漁業及び環境変化の対応について
環境農政常任委員会報告資料(令和8年6月30日)環境農政局(PDF:688KB)

県内の農業、漁業及び環境変化の対応について本会議で伺いました。知事から資材価格の高騰や気候変動への今後の対応について答弁を頂いたところです。

はじめに、資材価格の高騰への対応として、石油由来のビニールに変えて、植物で地表面を覆い、雑草の葉物を抑えるリビングマルチの試験を始めたということで、ご答弁をいただきましたけれども、具体的にどのような農作物で使用するのか、また、技術の内容について詳しく伺いたいと思います。

三浦半島地域におけるカボチャの栽培では、通常、つるの伸びていく先にビニールマルチを用いて地方面を被覆し、雑草の発生を抑制しております。このビニールマルチの代わりに、緑肥として用いる植物の大麦を茂らせて、地表面を植物で覆い、雑草の発生を抑制する技術をリビングマルチと呼びます。通常は、先にまく大麦を春にまくことで、穂が出ず、種子がこぼれて雑草化しない点がポイントです。また、草丈が高くならず、カボチャと競合することもありません。ビニールマルチからリビングマルチに転換することで、競争する石油資材の使用量削減を図るとともに、高温によりカボチャの果実の品質が低下するのを防ぐ効果も期待できます。

試験を始めた後、また、どういった効果があったか、確認させていただきたいと思いますけれども、温暖化の対応として、昨年度、奨励品種に選定されたという米の品種に「にじのきらめき」というものがあるということですが、どのような品種なのか確認します。

https://www.pref.kanagawa.jp/docs/f6k/prs/r4193577.html

「にじのきらめき」は、国の研究機関が平成30年に開発した米の品種で、発芽が続くと発生が増える、米の粒が白く濁る、障害の発生が少ない。対称性に優れる品種です。

この「にじのきらめき」は県内各地の水田に導入していくということですけれども、今年度はどの程度導入が進んでいるのか、また今後の見込みについて伺います。

本県の水稲の品種別作付け割合は、昨年度は「はるみ」が約8割、絹控えとてんこ盛りがそれぞれ約1割でした。今年度からにじのきらめきの栽培が本格的に始まり、県全体の水稲作付け面積約2,840ヘクタールのうち、およそ1割にあたる約260ヘクタールで作付けをされています。今年度は県内6か所に展示ほを設置し、暑さに強く、収量が多いことを実証するとともに、あわせて策定を予定しています栽培暦を普及していくことで、今後は栽培面積が拡大することが見込まれています。

農産物の安定的な生産に努めていただきたいと思います。
神奈川県議会議員:佐藤けいすけ
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