令和8年

カーボンニュートラル研究開発プロジェクト推進事業費について【令和8年第1回定例会】

会議日:令和8年3月5日【産業労働常任委員会】

カーボンニュートラル研究開発プロジェクト推進事業費について

産業労働常任委員会資料(令和8年2月26日付託分)

佐藤けいすけ

「カーボンニュートラル研究開発プロジェクト推進事業」の取組みについて何点か伺います。
まず、脱炭素推進の部門(環境農政局脱炭素戦略本部室)でなく、産業労働部門(産業労働局)で、なぜこの事業を扱っているのか確認します。

産業振興課長

2050年脱炭素社会の実現には、脱炭素に資する既存の技術や製品の普及に加え、 脱炭素に関連した研究開発に速やかに取り組み、新たな技術・製品を開発し、商品化を実現していく必要があります。そのため、全体の既存の技術や製品の普及については脱炭素推進部門である環境農政局の脱炭素戦略本部室で全体の推進をしているところですが、一方で脱炭素に資する新たな研究技術の開発の部分については県内企業の研究所であったり、高い技術力を有する中小企業の立地特性を活かすために、そうした企業等の技術開発を支援する私どもの産業労働局で担っています

佐藤けいすけ

プロジェクトに支援していくということですが、これは公募などで募集するかたちであるのか伺います。

産業振興課長

県内に研究開発拠点を有する企業と県内に本店を有する中小企業が連携して取り組む研究開発プロジェクトに対して公募により募集を行っているところです。

佐藤けいすけ

この事業はいつから開始しているのでしょうか。また、これまでの実績についても確認します。

産業振興課長

令和5年度から開始しており、今年度で3年目です。実績ですが、初年度である 令和5年度には8件の応募があり、例えば「廃棄物を乾燥・減量する装置の改良プロジェクト」など3件のプロジェクトを採択、支援しています。令和6年度は応募件数6件で、別のプロジェクトで「低温物流の脱炭素化に資する次世代太陽電池システムの開発」といったものを3件採択、支援しています。今年度は応募件数が9件で、「幅広い産業屋根に設置可能な高安全性次世代太陽電池の開発」など3件を採択、支援しているところです。

令和5年度「廃棄物を乾燥・減量する装置の改良プロジェクト」

 

令和6年度「低温物流の脱炭素化に資する次世代太陽電池システムの開発」

令和7年度「幅広い産業屋根に設置可能な高安全性次世代太陽電池の開発」

「2050年脱炭素社会の実現」に資する研究開発プロジェクトの支援

佐藤けいすけ

全部採択したくなるすごい技術だと思います。 
県内には多くの企業の研究所が所在していると思いますが、そうした研究所もこの事業へ参加しているのか確認します。

産業振興課長

県内には高い技術力を有する中小企業が多くいらっしゃるものの、独力では 研究開発を行う場合に経営資源に限りがある場合があります。そこでこの事業ではそうした県内中小企業と県内に研究所をもつ企業が連携、タイアップしまして応募することを要件としています。

佐藤けいすけ

県は、脱炭素に繋がる神奈川発の画期的な研究や技術を発掘し、こうした事業への参加を促していくことが重要であると思います。そうした取組みは進めているのか、伺います。

産業振興課長

プロジェクトの募集にあたり、県内に研究所を持つ企業から多くの中小企業まで幅広い企業に対して応募に向けた働きかけを行っているところです。また、革新的な研究や技術を有する企業の発掘も意識しており、そうした企業へは個別にアプローチを試みてこの事業への参加を促す場合もあります。例えば令和6年度に次世代太陽電池として期待される「ペロブスカイト太陽電池」という技術と薄くてまがる「カルコパイライト太陽電池」があり、そこが革新的な技術を持つ県内スタートアップ企業さんがいらっしゃって、こういった事業があるとご紹介して、応募しませんかと働きかけまして、その結果、審査・採択されてといった例もあります。このカルコパイライト太陽電池については、国や大企業からも注目いただいているものであり、この企業への出資や支援を行うとともに環境農政局脱炭素戦略本部室においても、次のステップとしてこの次世代太陽電池の実用化について今年度から実証的に取り組んでいくことで承知しています。 本事業では今後も新たな革新的な研究や技術の開拓に積極的に取り組むことによりこうした事例につなげていきたいと考えています。

意見3年目となる事業ということですが、今後も脱炭素に繋がる神奈川発の画期的な研究や技術を発掘のために、事業への参加を促していくことはとても重要です。また、革新的な研究や技術を有する企業の発掘も視野に、個別にアプローチを試みて事業への参加を促すこともあり、その結果カルコパイライト太陽電池などの事例も発掘できていることを確認しました。今後も県発の脱炭素技術をしっかり実装に繋げるために取り組むよう求めました。

神奈川県議会議員:佐藤けいすけ

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